防災講演会を行いました。

3月10日、「都農ふれあいの居場所」で防災講演会を開催しました。
東日本大震災から2年ということで、
居場所の常連さんたちと話しているときに、
「みんなで何か考える事があってもいいよね」ということになり、計画しました。
都農町の危機管理専門員の方を講師に、地震・津波対策について話していただきました。
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津波の起こる仕組みのことから、都農町での津波の避難の取り組みの事まで
幅広く、分かりやすく説明して頂きました。
居場所の常連さんや、初めて居場所に来てくださった方など
真剣にお話に聞き入っていました。
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その中で、消防や自衛隊などの救助活動が本格的に可能になるまでに
3日かかると考えなければならないというお話がありました。
阪神淡路大震災の時も、8割の人が、
自力、もしくは家族や近所の人たちによって救出されたということです。
地域の人同士が協力して、初期消火や生き埋めになった人の救出をすることが、
犠牲者の数を減らすために大事なことだという事でした。
でも、そういう知識を入れて、しくみづくりをしても
災害の時に、一人ひとりが自分のことだけを考えて行動してしまえば
何の役にも立たない、お互い協力し合って助け合うためには
普段、近所同士の顔を知って、関わりあっているかが大事になるとお話しされました。
日常の、一つ一つ。
登下校中の子どもたちへのあいさつ。
朝のゴミ出しの時のご近所さんとの天気の話。
落ちているゴミを何気なく拾う。
そんな、ちょっとした中に、しくみや、知識を生かせるあたたかい血が流れてるんだな~
と感じて、毎日の一つ一つを大事にしたいと心に思いました。
忙しい毎日、つい忘れてしまいがちになるので、いろんな時々に、
今回の講演を思い出したいと思います。