1周年記念イベント~「29万の雫」プロジェクトメンバーを迎えて

12月15日都農ふれあいの居場所1周年記念イベントを行いました。
まず、スターバックスさんが、おいしいカフェラテの作り方ミニ講座を開いて下さいました。
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これは、10月の段階でスターバックスさんから連絡があり、
「もうすぐ1周年ですが、何かイベントするなら行きますよ!」
と言ってくださったことで実現しました。
おいしいカフェラテや、コーヒーをサービスで入れていただき、
なごやかなムードで、イベントを始めることができました。
また、居場所で使ってくださいと、
カフェラテを作るときのシェイカーもいただきました。
スターバックスさん、本当にありがとうございました。
メインイベントは、口蹄疫を題材にした舞台劇「29万の雫」に出演されていたお二方をお招きして
「口蹄疫から見えてきたもの」と題して、青木獣医師との対談形式の公演を行いました。
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「29万の雫」という演劇が、口蹄疫を経験した当事者に役者さんが直接取材に行き、
その証言を、しぐさや、口調、をそのままに再現して構成される
ドキュメンタリーシアター形式であることをが説明されました。
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この舞台のために、延べ80人に取材し、その内容をほかの役者さんの前で演じてみせあうことで
お互いの認識を共有しあいながら舞台を作り上げていったとのことでした。
そうやって取材やけいこを重ねていく中で、
口蹄疫についての見方がどう変わっていったかお尋ねすると、
「いろんな立場の方の思いが理解できるにつれて、何が本当のことなのか分からなくなった。」
と言われ、
「自分で感じることしか真実はない。と思うようになった。」
とおっしゃられていました。
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そこで
「答えは自分で見つけていこう。白黒を求めたがる現代社会の盲点をついている。」
という川南公演の時のアンケートの中の感想を紹介し、
「白黒をつけるということではなく、立場や、意見が違う者同士がふれあいを通して、
お互いを認め合い、助け合っていくことが大事なのではないでしょうか?
居場所ではまさにそれを自然にやってきたのです。」
と、この1年の青木獣医の思いを投げかけて公演は終了しました。
来場者のおひとりと、ゲスト2人の内のおひとりが、遠い親戚だということがわかり
がぜん親近感も増して、
公演終了後も、ほとんどの来場者が残ってお二方を交えての座談会は続きました。
本当に、いい1周年記念イベントになりました。
皆々様、本当にありがとうございました。
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